SSD搭載ノートはどれくらい省エネに効果があるのか
以前、SSDの消費電力はどれくらい低いのか? データ比較をしてみました。
SSD自体の消費電力が少ないことはわかりましたが、実際それがどのくらい影響があるのか気になりました。
まったく同じノートでSSDとHDDを換装して試せればいいんですけど、なかなか個人ではそんなわけにはいきません。
そんな中、SamsungのSSD 840シリーズのホームページにデータが出ていますね。
840シリーズはめちゃくちゃ省電力なことが特長で、通常のHDDの10分の1以下という超省エネなのですが、それでもバッテリー駆動時間は7200rpmHDDが323分→SSD356分と30分、1割ほどの向上がする程度だそうです。
この30分を大きいと見るか否かは、ひとそれぞれでしょうね。
そもそもノートパソコンの消費電力(15インチ級ディスプレイ、Windows7の場合)というのは、1時間あたり40Wくらいだそうです。で、HDDが占める量が3Wくらいなので、その1割分の増減しかないわけですから、SSD⇔HDD交換では1割の向上が妥当な話なんですね。
先月の電気料金(東京、2012年12月分)によれば、1000Whで19円くらい(たぶん)でした。したがって、ノートパソコンをSSDに変えることによって、
3W×1日10時間使用×30日=900W分で一ヶ月に20円も変わらないということになります。
SSDだけに変えたからといって、電気料金が目に見えて安くなることは絶対にありません。SSDの効果はバッテリー運用したときにちょっと時間が伸びたかな~、という実感があるかないかというレベルということです。