今更聞けない「Ultrabook(ウルトラブック)」の意味と定義、買うべき人のポイント
一般的にUltrabookと呼ばれる機種が2013年もたくさん新機種が登場し、今年2014年もきっと多くのパソコンメーカーから発売されることでしょう。
ここで改めて「Ultrabook」とは何なのか?ということについて復習してみます。
Ultrabook(ウルトラブック)という言葉は2011年頃にインテル社が使い始めた言葉だそうです。Wikipediaにはインテルによるウルトラブックの定義が書かれていますね。
なんだか「第1世代」だの「第2世代」などといった括りもあるようですが、主に以下のような特徴を持っていると、「ウルトラブック」として呼ばれるようです。
・本体の厚みが21mm以下
・動画再生6時間、Windows8のアイドル状態で9時間以上のバッテリー動作
・休止状態から3秒以内に復帰
これはあくまでインテル社製の製品での定義、ということみたいですね。昨年発売されたHaswellを積んでいること・マルチタッチディスプレイであること、なども要件に入っています。
「Ultrabook」という名称自体がインテルの商標(TM)のようですね。トレードマークであって登録はされていないので、他のメーカーが使ってもよいのかな?(詳しいことは私は良く知りませんけど)
ウルトラブックの単純なイメージとしては「軽く」、「コンパクト」、そしてバッテリーだけでも長時間使える、ということです。
多くのウルトラブックは軽さ・コンパクトさを実現するためにDVDドライブなどが付いていません(付いている機種もたしかあったような・・・)。ディスプレイの大きさは11インチから14インチが主流です。そのため、キーボードにはテンキーが付いていない機種がほとんどでもあります。
省電力と軽量さ、そして持ち運びに対する耐久性の観点から、ストレージにはSSD(ソリッドステートドライブ)を搭載する機種がほとんどです。通常のHDDよりもまだまだお値段は高いですが、起動速度も断然早く、一度使うとHDDの機種には本当に戻れなくなります(実体験談)。
ウルトラブックを買うべき人という点では、やはり「パソコンを持ち運ぶことが多い人」、これに尽きます。逆に言えば、オフィスや家で固定した場所だけで使うならば通常のノートパソコンのほうが安上がりで便利なことも。
テンキーや書き込み・読み込みが出来るディスクドライブが欲しい、大容量ストレージ(1TBなど)が必要、少しでも安いほうが良い、こういったキーワードを重視するならウルトラブックは難しくなります。SSDも最近は大容量のモデルが出てきていますが、1TBのSSDなんてとんでもない価格になります(それだけで安いノートパソコン並みの価格)。
個人的なオススメは、据え置き用ノートパソコンには通常モデルにSSDを乗せて使う、持ち運び用にはアウトレットなどでちょっと安くなった型落ちモデルのUltrabookを別に購入する、という使い分けです。日常的に使えるほど高性能で最新なUltrabookはどうしても値段が高いです。予算が十分ある場合は良いウルトラブックを一台買う、というのも良いですが、コストを気にするならいっそのこと2台持ちにするというのも検討してみると良いでしょう。