東芝からChromebookが登場 3万円以下の激安パソコンは使える?
日本での発売はまだあるかどうかわからないそうですが、CES2014にて東芝がGoogleの開発するChrome OS(クロム)を搭載した300ドル以下のノートパソコンを発表しています。
Google Chrome OSを搭載したパソコンシリーズは「Chromebookクロムブック」と呼ばれ、これまでにサムスンやACER,HPなどのメーカーが発売しています。日本ではあまり見かけないですね。輸入品などは国内でも入手できます。
Samsung Chromebook Wi-Fi 11.6インチ 並行輸入品 新品価格 |
今回東芝が発表しており、海外での発売価格は280ドルなんだそうです。今1ドル105円ほどですから、約3万円という激安のノートパソコンが日本でも買えるようになるかもしれませんね。
そんなに安いパソコンなら欲しいかも!という方もいると思いますが、Chromebookの購入する場合はちょっと注意が必要です。
まず、値段が安いので仕方ありませんが、スペックはかなり控え気味。東芝から出るモデルは13.3インチのフルHDでディスプレイは綺麗そうですが、SSDは16GB,RAMは2GB、Intel Celeron CPUとなっています。数値的な性能だと最近のスマートフォン以下でしょう(価格もスマホより安いのですが)。
そしてこちらが大問題。OSがWindowsやMac OSなどと根本的に異なりますので、オフィスソフトや音楽・動画編集・再生など普段使うソフトウェアがほとんどと言っていいほど使えません。オフィスだとOffice Web Appsというオンラインアプリを使って動作させることは可能だったり、代替ソフトはいろいろありますので何とか似たようなことをさせることは出来ます。
そしてデータはパソコン上ではなく、Google Driveのクラウドストレージを利用するため、常にインターネットに接続できる環境での利用が前提です。Wi-FiやWiMAX,スマホのテザリングなどで無線接続が出来なければ、移動中などはまともに使えません。
Chromebookは3万円の安さと引き換えに、やはり普通のノートパソコンで出来るいろいろなことを犠牲にしている、ということを覚悟の上で検討することをオススメします。ノートパソコン・ウルトラブックの替わりに買うというよりは、用途を定めたサブパソコンとしてならば十分に利用価値がありそうです。