SSDの寿命って短いの? 耐用書き込み回数とSSDの種類による寿命
SSDについて調べていると、「SSDの寿命はハードディスクより短い」という若干不安な情報が目に付きました。
まず先に断っておきますが、どうやらSSDの寿命が短いというのは初期のSSD(といってもほんの3,4年前)の話で、最新のSSDはかなりの長寿命になっているそうです。
旧型のSSDでは、書き換え可能回数というものがあり、これがだいたい5000~10000回(MLCというタイプの場合)といわれていました。通常の使用で一般ユーザーの場合は1日に20~50GBくらいのデータを書き換えるそうです。で、昔のSSDは容量が小さく、16GBとかだったので毎日使い続けると三・四年くらいで使えなくなる計算だったそうです。
しかし、最新のSSDはもっと耐久度が増しており、製品が新しいために具体的な実例はまだないようですが、普通に使えば5~10年は持つようです。毎日使い続けてもこれだけ持つという計算なので、私の仕事での使い方(一日数時間、PC使わない日もある)なら、先にPCの方が時代遅れになるでしょう。
なので、ほぼSSDの寿命は気にする必要がないと思われます。
話はちょっと変わり、SSDにはSLC(シングルレベルセル)とMLC(マルチレベルセル)の二種類があり、データのやり取りに使う信号領域の方式が異なるそうです。
細かいことは置いておいて、何が違うのかというと
・SLC/ 速度が速い、耐久度が高い、値段が高い
・MLC/ SLCよりは遅い、耐久度も低いが価格が安い
ってことです。耐久度については、初期型のもので約10倍もの差があったそうですが、今はそうでもないようなので、そこまで気にする必要はないかもですが、SLCにすればさらにSSDの長所である速度を実感できるようです。ただし、値段がMLCの4~5倍もするため、システムディスクのみに使い、HDDとハイブリッドにするという使い方がされるようです。